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明治後期には、鉄道専門工事業者も登場

2011.11.19

明治後期になると鉄道工事では、建築から転進し鉄道専門工事業者になった鹿島組(現・鹿島建設)、土木中心であった佐藤組(現・佐藤工業)、間組、鉄道工業などの四社に工事が集中した。これらの会社は大きな力をつけていった。また、二十年代から三十年代にかけて創業した西松組などの会社も、この鉄道工事の増加の流れに乗り、建設業者としての基礎を築いていった。鉄道工事の増加に加えて、明治の後期から河川、ダム工事が急速に増加した。

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とくに、ダム工事は、鉄鋼などの重化学工業の興隆による電力需要の急速な伸びで大幅に増加した。明治三十年代に入ると、各地に水力発電のためのダム建設が急ピッチで進められた。また、河川の堤防などの工事も増加し、土木業者を潤した。鉄道・土木で力をつけた四社をはじめ、大倉土木、飛島組などが活躍した。土木系各社は、このような鉄道、ダムなどの大型土木工事の増加で、財務・労働力などの面での基礎を大きく固めた。この時代に基礎ができた業者は、現在でも大部分が現存し、大手として活躍している。建築系各社も順調に基礎を固めていった。