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大手メーカーの動向を追う

2011.10.21

生々しいところで、大手メーカーの最近の動向を追ってみた。まず華々しく事業の手を広げているトーヨーサッシは、木質系の住宅内装部材「ウッディーライン」を平成元年四月から発売を開始した。木質系のインテリア部材に参入するのはアルミサッシメーカーから初めてである。総合化をめざすトーヨーの業種横断的企業化のケースといえよう。「ウッディーライン」は幅木、回り縁、見切り縁、笠木、窓枠、窓枠セット、ドア枠、ドア枠セット、引戸枠、引戸用枠セットなどの造作材、室内ドアユニット、室内ドア本体、クローゼットなどで構成する商品群の総称。

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同社によると、二階建て三七坪の住宅でトータルコストを比較した場合、従来の方法に比べて九万円以上、約一五%のコストダウンができるほか、工期も五日短縮できる、としている。初年度二〇億円の売上げを目標にしている。大建工業は新に(平成元年)住宅・店舗用屋根材に進出した。同社ではこれに伴い岡山工場内に、年間二〇〇万平方メートル(住宅一万五〇〇〇戸分)の生産能力をもつ製造設備を導入。設備投資額は二五億円、初年度一〇〇億円の売上げを目標にしている。新屋根材は「ナチュール」(商品名)で、同社の製造技術とデンマークーダンスクェタニット社の基本技術をペースに共同開発したノンアスペストセメント製品。超微粒子で充填した新素材(特許)であるため、吸水しにくく耐凍害性にも優れている。また素材感は天然スレート調でありながら、設計価格一万二〇〇〇円(平方メートル当たり)と天然スレートの約半分というところがミソのようだ。大建工業の屋根材業界への新規参入によって、“売れ筋”である屋根材も、さらに激しい競争を展開することになるであろう。ニチハ(本社名古屋、年間売上高三五〇億円)は、攻勢一途に出ている。窯業系外装材「モエンサイディング」がクリーンヒットした、その勢いに乗っている。同社は平成元年の事業計画として、(1)福島県いわき市に外装材高級品志向の新工場建設、(2)名古屋工場に特殊製法外装材モエンXおよび無石綿押し出し外装材モエンSのそれぞれ新ライン設備投資、(3)将来の布石として新素材を使った屋根材生産への進出―ときわめて積極的に打って出ている。同社の一連の外装材“モエン”の生産能力は、昭和六十三年七月に第五ラインが完成、年産七〇〇万坪を確立したが、今回の投資計画では質量両面でさらに格段の能力増となる。一方、屋根材への進出は、数年前からの計画で、名古屋工場で年内(平成元年)をメドに新ラインを設け、来春から新素材Σ(シグマ)・無石綿新生屋根材として売り出す予定である。次の一手として“フェン”からの脱皮に躍起というところ。