不動産業者の多くに、売定のプロがいない状況が追い打ちをかける。不動産業者の査定は、建物の専門知識を持たない人間がしているのだ。このため、「築10年なら半値、築25年で価値ゼロ」という一律査定がまかり通っている。メンテナンス不足で傷んだ住宅も不動産業者は中古物件に必要なチェックさえせずに、築年数で自動的に市場価格を決めているのだ。多くの仲介する業者もそうした不具合を見る目もない。仲介手数料目当てのビジネスだからだ。そのため、購入した中古物件に大きな欠陥が隠されていることがのちのちになって明らかになる。床が大きく傾いた住宅、水が流れない配水管、ずさんすぎる床下工事……。こうした物件をつかまされないためにも、最低限知っておきたい、素人が見落としやすい中古物件のチェックポイントとはどういったところなのだろうか。「「内外装リフォーム済み」というのは表面のお化粧だけなので、重要なポイントにはなりません。重要なポイントは基本構造としっかりとしたメンテナンスがされていたかどうかです。不動産業者や、売り主に確認をして納得のできる回答がないのなら購入を見送った方がいいかもしれません」また、最近では日本でも住宅診断(ホームインスペクション)を行う業者が増えているので、そういった業者に相談するのもひとつの手だろう。
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